One Short - Cricket Reports

One Short: 2021 シーズンプレビュー

  • 2021-03-31
  • One Short - Cricket Reports

もうこの時期がきました。日本クリケットリーグの歴史上、おそらく最も短いオフシーズンが終わり、今週末にはシーズン開幕です。

果たして今シーズンはどのようなドラマがあるのか。タイガースは二年連続優勝となるか。今年はアルファクウォッシャーズがその座を奪うのか。それともシャークスが再び舞い戻って来るのか。ライジングスターズは勝利を収めることが出来るのか。今シーズンも見所満載だ。

疑問もたくさんある。その疑問を今年もこのシーズンプレビューで解決。去年のシーズンプレビューは最下位しか当たらなかったため(ライジングスターズ、申し訳ございませんでした。)今年も正直、自信はない。だが今年もベストを尽くす。

今年も、昨年と同様、昨シーズンの順位順(リーグ戦のポイント数)に今シーズンの予測をしていく。

タイガースクリケットクラブ

無敗で優勝の終わった昨シーズン。今シーズンも、他のチームにとって脅威となることに違いはない。キャプテンのラビチャンドラン選手は昨シーズン、バッティングでは得点王、ボーリングでは最多ウィケット獲得し、格の違いを見せつけた。

今シーズンも、タイガースのボーリングは強くなりそうだ。昨シーズン、クンバレ選手、クマール選手、チャウラシア選手の三選手共に10ウィケット獲得し、エコノミーも4以下に抑えた。

決勝トーナメント進出はほぼ確実。去年の成功を引き続けられるかが優勝の鍵になりそうだ。. 

予想順位: 2位

 

アルファクウォッシャーズ横浜クリケットクラブ

準優勝に終わった昨シーズン。アルファクウォッシャーズは大きなチャンスを逃した。昨シーズンのチーム内得点王のアイヤー選手はアルファクウォッシャーズでの1シーズンを終え、元のクラブのマックスに移籍。昨年10ウィケットの獲得もあるため、この移籍は大きな損傷となる。また、チーム内得点2位のベリンギリ選手も千葉シャークスに移籍。チームの層が厚いため、決勝トーナメント進出の可能性はあるが、その道のりは昨シーズンよりも険しいものになりそうだ。 

予想順位: 4位

 

マックスクリケットクラブ 


マックスをナメてはいけない。アイヤー選手が帰ってきた事により、また優勝の二文字が見えている。

ペースボーラーの層が少し薄いように感じるが、クオリティの高いスピナーを3人揃えたボーラ陣は強い。そして、バッティングのスイッチが入った時には、もう止めることは不可能だろう。

予想順位: 1位

 

東京ファルコンズクリケットクラブ

昨シーズン、決勝トーナメントに進出し全員を驚かせたファルコンズ。このオフシーズンには、12もの新たな選手を迎え入れ、今シーズンの期待も高まる。

しかし、損傷もある。昨シーズンの新人スーパースターのネギ選手がメンインブルーに移籍したのは大きい。メンインブルーから移籍してきたぺトカー選手への期待も大きいが、共に移籍してきた、テラング選手もファルコンズにとって即戦力となりそうだ。

予想順位: 3位

 

ワイバーンズクリケットクラブ 

ワイバーンズはいつも惜しい。それがワイバーンズのスタイルなのかもしれない。決勝トーナメントを二年連続で逃しているが、本領を発揮出来れば今シーズンこそ進出の可能性はある。しかし、宮地選手と富沢選手の穴をどう埋めるか。狩野選手、木村選手、久保田選手、宮内選手などの選手の力により、決勝トーナメント進出の壁を超えられるか。期待が高まる。

予想順位: 5位

 

メンインブルークリケットクラブ

日本クリケットリーグ1部での3シーズン目となる今シーズン。オフシーズンのファルコンズとの選手交換事件により、昨シーズンのチーム内得点数トップ5人のうちの4人を含む、12人の選手の移籍があり、特にバッティングに大きなダメージを喰らった。シン選手やコウル選手、そしてファルコンズの昨年の新人スーパースターのネギ選手の追加などにより補うものの、チームの決断力が試されるシーズンになるだろう。

予想順位: 9位 

 

東京ウォンバッツクリケットクラブ

毎年、低めの順位を予想するが、毎年その順位を超えてくる。選手層の薄さから、今シーズンも決勝トーナメント進出の可能性は極めて低い。実績のあるブレイスフィールド選手、パトモア選手の2人を中心とし、今年も日本クリケットリーグ1部への生き残りをかけて戦うシーズンとなりそうだ。

予想順位: 8位

 

千葉シャークスクリケットクラブ

一番予測不可能だ。2019年シーズンの優勝から、誰もが予想だにしなかった昨シーズン。才能豊かで若い選手達を多く揃えているシャークス。その選手達のさらなる成長、そしてバッティングでのべディングフィールド選手のサポートができれば決勝トーナメント進出の可能性は高まる。

予想順位: 6位

 

佐野クリケットクラブ

佐野もこのオフシーズン、大きな激動があった。2021年最も注目すべきチームかもしれない。関西より佐野に移住し、冬の間レベルアップした日本代表選手の和田選手と脇田選手の他にも、宮地選手と市来選手を加えた佐野クリケットクラブは、昨シーズンのチームとは異なるチームとな利、期待が高まる。決勝トーナメント進出の可能性だって十分にあるだろう。 

予想順位: 7位

 

ライジングスターズクリケットクラブ

ライジングスターズにとって、悪夢のような昨シーズン。申し訳ないが、今年も大きな変化はなさそうだ。バッティングでは40点を超えるパフォーマンスは見られなかった。ボーリングでも3ウィケット以上の獲得もエコノミー4.5以下のボーラはいなかった。今シーズンは、進化が不可欠だ。一年前のファルコンズも同じだったが昨シーズン、素晴らしい活躍を見せた。ライジングスターズにも可能性はある。

予想順位: 10位 

 

日本クリケットリーグは、毎年レベルアップしている。これらの予想がどこまで当たるかは分からないが、今年も白熱した戦いが見れるのを楽しみにしている。

今年からは、日本クリケット協会のYouTubeチャンネルで一部の試合が観戦できる。今シーズンがさらに待ち遠しい。