スティーブン・クロッパー東北教育基金

スティーブン・クロッパー東北教育基金

By ケイト・クロッパー

2011年3月11日において東日本大震災が発生し、大地震及び津波によって、東北地方を中心とする東日本が、経験したことのないような被害に見舞われました。私は夫のスティーブンの名前でその東北地域の為に支援基金を設立し微力ながら協力することを決めました。

スティーブンは、法律事務所のHill Dickinsonの海事弁護士として仕事の為、よく日本を訪問していました。彼は日本に滞在する中で、日本と友人や同僚に大きな敬意と深い愛情を持つようになりました。彼は日本人らしい正直さと勤勉さに感銘をうけ、素晴らしい日本のユーモアを大変気に入りました。日本のおもてなしや料理と日本酒も大好きになりました。

スティーブンはクリケットの熱心なサポーターであり、MCC(ロンドンのローズクリケット場を所有する名門クラブ)の一員でした。海外での様々な出張において、時間を見つけてはクリケットの国際試合の観戦を楽しんでいました。彼のクリケット好きはビジネスにも顧客の獲得にもつながり、クリケットのおかげでボブ・マーリーの不動産に関する仕事をしたこともありました。

彼の名前をつけた基金は、若い人たちにクリケットを学ぶことと、より高いレベルを目指すことを支援するプロジェクトの為に利用されております。クリケットを通じて、東北地方で、希望、勇気、そして、チームの精神や絆を培うことを目指しています。

CRICKET FOR SMILESを設立した日本クリケット協会の宮地直樹事務局長、恵まれない地域の子供たちにクリケット用具を提供する世界規模の慈善団体Cricket for Careを設立したシャイアム・バティアさんに感謝申し上げます。お二人の、寛大な支援とクリケットへの愛と献身によって、スティーブンスのレガシィが東北地方にも生き続けることができます。

ケイト・クロッパー