海外からのクリケット関係者をお迎えして

日本滞在記:最終週: MCCヤングクリケッター  ジェイク・ダンフォード

  • 2018-11-26
  • 海外からのクリケット関係者をお迎えして

日本クリケットの発展に向けて、当協会では継続して、海外からクリケット関係者をお迎えしています。長年に渡り、オーストラリアやイギリス、ニュージーランドを中心に、様々な国からクリケット関係者が来日しています。

このセクションでは、お客様一人ひとりの来日理由や実際に日本で行った活動などに関する記事を掲載しています。

記事をお読み頂き、この活動に興味を持って頂けましたら幸いです。また、この活動に関する質問等がある方は、私達までご連絡ください。


私の日本滞在最後の記録は、多くの神社仏閣が点在するなど、日本文化を象徴する街である京都で過ごした2日間の思い出から始まります。京都には新幹線で向かったのですが、新幹線に乗ること自体が私にとっては素晴らしい経験でした。新幹線の乗り心地は飛行機と似ていました(違いは飛行機より地面に近いというだけです!)。新幹線を降り、そのまま直接京都タワーに向かい、市内を一望できる展望台から美しい夕日を眺め、祇園や先斗町では日本のナイトライフに触れることができました。その後、京都で最も有名な食事処で素晴らしい夕食を堪能しました。また、京都では公共のお風呂、銭湯を人生で初めて体験しました。私はお気に入りの花柄のスイムパンツを履いて、とてもワクワクしながら泳ぐ準備をしました。詳しく説明をすると長くなってしまうので、簡単に言うと…銭湯とは泳ぐ場所ではないのですね!私の花柄のスイムパンツは必要ありませんでした!その他にも、京都での素晴らしい思い出の1つに嵐山でのハイキングがあります。川に沿って嵐山を登り、竹林の中を下山しました。伏見稲荷のある稲荷山の頂上から見た京都の夕暮れは、忘れることのできない素晴らしい光景でした!京都での2日目は、朝から市内の様々な神社仏閣を観光し、その後、ジュニアクラブでの指導のため、夕方には新幹線で佐野市に戻りました。

京都は日本文化の奥深さを感じることのできる素晴らしい街でした。ぜひお勧めしたい街です!

その後も引き続き、日中は学校訪問を行い、夕方からはジュニアクラブで、多くの指導を行いました。セッションでは、様々なことを吸収しようという子供たちの情熱と熱意を常に感じ、私にとってコーチングこそが最も大事なことなのだと、改めて知ることができました。この最終週には、JPL T20の決勝戦と佐野社会人リーグの大会にアシストとして参加しました。JPL(日本プレミアリーグ)の決勝戦では、T20クラブクリケットのトップ2チームが対戦し、素晴らしいプレーを見せて頂きました!社会人リーグにはJCAのコーチであるまさみさんのサポートとして参加したのですが、彼のチーム“ブラックフラミンゴ”が初優勝を飾った時は、自分のことのように嬉しかったです!この大会には6チームが参加しました。社会人リーグでは、柔らかいボールや軽めのバットを使用しながら、ボウラーもバッターも6球ずつ投げたり打ったりします。多くの人々が会場を訪れクリケットを楽しんだ、素晴らしい週末でした!

まさみさんにはとてもお世話になりました。地元散策にも連れて行って頂き、“真の日本”を経験することができました。数々の素晴らしい栃木県の名所を訪れ、佐野市に隣接する足利市にある山にもハイキングに行きました。足利市を一望できるスポットからの眺めは最高でした!また、佐野市にあるフルーツラインを訪れた際には、直売所を経営する地元の方と話が弾み、彼の果樹園を特別に見せて頂きました。果樹園では、育てている果物について色々な話を聞かせて頂いたのですが、とても大切に手間をかけて栽培していることに、とても驚きました。彼の果物に対する情熱や仕事に対する誇りを感じ、私にとっても、とても貴重な経験となりました。まさみさんには、鯉のお刺身やうなぎなど日本の素晴らしい食事も紹介して頂きましたが、この果樹園での体験が最も印象に残った思い出です!

また、栗原さんドゥーグルさんにも滞在期間中、大変お世話になりました。私を暖かく迎えて頂き、心のこもったおもてなしをたくさん頂きました。日本食など、ご飯もとても美味しかったです!本当にありがとうございました!

日本での5週間は、あっという間に過ぎてしまいました。日本で素晴らしい日々を過ごしたことや貴重な経験ができたことは、一生忘れることはないでしょう!現在選手人生の岐路に立ち、将来は指導者を目指して行くであろう私にとっては、指導者として求められるスキルを磨くことができただけではなく、行く先々で素晴らしい人々に出会い、友情を築き、様々な素晴らしい体験をすることができました。

またこの滞在期間中には、JCAが日本クリケット発展のために日々努力を重ねている姿を間近で見ることができました。今後、日本クリケット界がどのような成長を遂げるのかを考えるとワクワクします!