日本で過ごす貴重な時間:ベン・ディアオーゴ
- 2017-06-13
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- 海外からのクリケット関係者をお迎えして
日本クリケットの発展に向けて、当協会では継続して、海外からクリケット関係者をお迎えしています。長年に渡り、オーストラリアやイギリス、ニュージーランドを中心に、様々な国からクリケット関係者が来日しています。
このセクションでは、お客様一人ひとりの来日理由や実際に日本で行った活動などに関する記事を掲載しています。
記事をお読み頂き、この活動に興味を持って頂けましたら幸いです。また、この活動に関する質問等がある方は、私達までご連絡ください。
皆さん、こんにちは!私の名前は、ベンです。
オーストラリアからクリケットのコーチとして派遣され、日本での滞在期間も3週間となりました。これまでに佐野市や昭島市でクリケットの指導にあたっています。
とても幸運なことですが、クリケットに携わることによって、過去には選手として、現在ではコーチとして、世界中の様々な国を訪れることができています。そして今回、日本への派遣コーチに抜擢されたことは、大変名誉なことだと感じています。
来日前には、クリケット・ヴィクトリアと日本クリケット協会との友好関係について、とても良い話を聞いていたので、日本に来ることや自分自身でその体験をすることを大変楽しみにしていました。
これまでに私が日本で行った活動は多岐にわたっています。
例えば:
- 2日間にわたる男子日本代表および女子日本代表強化合宿での指導
- JCA ディベロップメントオフィサーの学校訪問サポート
- クリケットクラブやコーチへのジュニアプログラムに関する指導
- JCAスタッフと連携し、戦略的計画立案への関わり
などがあります。
私は日本が全く話せないので、英語を話す生徒がほとんどいない今回の活動は、私にとっては試験のようなものでした。しかし、シンプルな単語を使った短い文でのコミュニケーションでも対応できるという事やより多くのデモンストレーションを行うことができるという事が分かり、ボディランゲージの重要性を痛感しました!
オーストラリアと同様に、日本でもクリケットに携わるスタッフやボランティアの方々は、とても献身的に活動しています。選手は、6〜7時間かけて自費で強化合宿に参加し、JCAスタッフは平日、週末ともに12時間以上働く日も多くあります。
また、スタッフの学校訪問方針を拝見し、とても感銘を受けました。クリケット・ヴィクトリアの指導方針に基づいた、とても分かりやすいものでした。
JCAスタッフの皆さん全員には(特に私を担当して頂いた、アラン・カーさんとドゥーグル・ベディングフィールドさんには)、大変お世話になり、スケジュールの合間を縫って、日本文化に触れることもできました。特に日本食は素晴らしいですね!来日前には、生の魚介類を食べることや箸を使うことなどに少し不安もありましたが、日本に来てから、美味しくなかったものはありません!(食べることのできなかったものはありません!)
学校訪問では、オーストラリアと日本の校庭の違いに驚きました。オーストラリアでは芝で覆われた楕円形の校庭が一般的なので、日本とは全く異なります。しかし、生徒たち全員がクリケットについて学び、プレーすることを楽しんでいるのは、一目瞭然でした。
私に再び世界を旅する機会を与えてくれたクリケットに、とても感謝しています。日本では様々な事を学ぶことができました。新しいアイディアを持って、新たな気持ちでオーストラリアに帰国することができます!
今回の素晴らしい活動をご支援くださった日本クリケット協会とクリケット・ヴィクトリアに心より感謝申し上げます。今後末永くこのパートナーシップが続きますように!