One Short - Cricket Reports

レポート|JCL T20 準決勝・決勝

  • 2022-10-03
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10月1日、佐野市国際クリケット場にて JCL T20 の準決勝・決勝戦が行われました。午前中に準決勝が行われ、午後に行われた決勝戦は、手に汗を握る展開となりました。

準決勝

トスに勝ったパディーフォーリーズはボーリングを選択し、ジャバー選手 (3-11) 選手を中心にウィケットを奪い続け、ライジングスターズを悩ませました。ライジングスターズはラストオーバーまで粘りましたがスコアは伸びず、ラスト3球目で87ランオールアウトとなりました。

パディーフォーリーズのバッティングも、安定性に欠けるものでした。ライジングスターズのボーラー陣は正確なボーリングにより、定期的にウィケットを奪い続けました。しかし、勝利の鍵を握るパディーフォーリーズのキャプテン、カレ選手のウィケットを奪えないままイニングは終盤を迎えました。ライジングスターズはウィケットを計7つ奪いましたが、最後はカレ選手が59*ラン獲得し、パディーフォーリーズを決勝戦へと導きました。

もう一方の準決勝では、バッティングファーストの千葉シャークスが、サーゲート真亜春選手の32*ランの貢献などにより、トータル117ラン獲得しました。

対するファルコンズのバッティングは、高橋選手 (3-11) やシディーク選手 (3-6) の攻撃的なボーリングに圧倒され、中盤に粘りを見せましたが13オーバ目に78ランオールアウトとなりました。39ラン差勝利を収めた千葉シャークスは、決勝戦へと駒を進めました。

決勝戦

計16クラブから始まった JCL T20 は、いよいよ2チームが勝ち残り、クライマックスを迎えました。決勝戦では、千葉シャークスとパディーフォーリーズが初代王者の座をかけて激戦を繰り広げました。

トスに勝った千葉シャークスはバッティングを選択し、高橋選手がハーフセンチュリー (67) を達成し、サーゲート真亜春 (28) 選手との89ランパートナーシップにより、トータル136ラン獲得しました。

後攻パディーフォーリーズのバッティングは、良いスタートが切れず、7オーバー終了時点で4ウィケット28ランと、ピンチに陥りました。この時点では、千葉シャークスが優勝へ王手と見られましたが、ラナ選手 (47) とジャベド選手 (40) が89ランパートナーシップを築き、展開を一転させ、勝利へと近づきました。しかしその矢先、シャークスの村川選手が正確なボーリングを披露し、両者をアウトにすると、決着はラストオーバーへともつれ込みました。6球から10ラン必要なパディーフォーリーズは、残り3球の展開でジャバー選手がボーラーの頭上、そしてバウンダリーロープをはるかに超えるシックスを放ち、見事に逆転に成功し、JCL T20 初代王者となりました。

JCL T20 は今シーズンから新たに設立され、新たな試みとなりました。大会は来年以降も開催され、今後の発展に期待しています。