東アジアカップ:女子日本代表が韓国に勝利し3位、中国が香港に勝利し優勝
- 2019-09-22
- ニュース
- 日本代表(女子)
東アジアカップの3位決定戦で女子日本代表は韓国に32ラン差で勝利しました。大会の総当たり戦では、中国、香港、日本が2勝1敗で並びましたが、ネットランレート(得失点レート差)により、決勝は中国と香港の対戦となりました。決勝では、中国が韓国に14ラン差で勝利し、2015年以来2回目の優勝を果たしました。
3位決定戦では、コイントスに勝った韓国が後攻を選択し、日本の攻撃で試合が開始しました。試合開始直後からオープニングバッターの小田恵里花選手が25球で27ラン獲得し、日本が主導権を握るかに思えましたが、韓国のオープニングボーラー、Beak Mina選手(4アウト、17失点)に4オーバー目と6オーバー目にそれぞれ2つのアウトを奪われ、形勢が一気に逆転。6オーバー終了時に35ランで1番から4番までのバッターが全てアウトという苦しい状況で試合中盤を迎えました。しかし、前日日本の攻撃を立て直した常澤なお選手(9ラン)と宮地静香選手(47ラン)が、7オーバー目から13オーバー目までの中盤6オーバーでアウトを奪われずに、27ランのパートナーシップを築くことに成功し、試合終盤に向けて日本の攻撃を立て直しました。
12.3オーバー、62ランで常澤選手がランアウトとなりましたが、続く菅野美保選手(17球で21ラン)が宮地選手とパートナーシップを組み、2人で終盤に41球で57ランもの大量得点を獲得しました。最終オーバーで4球を残して宮地選手がアウトになりましたが、続く遠藤理央選手が3球で7ラン獲得し、日本は、T20インターナショナルでの女子日本代表の最高得点となる129ラン(6アウト)で攻撃を終了しました。
攻守交代後韓国は、オープニングバッツマンのKim Sinae選手(23ラン)とキャプテン・ Song Seungmin選手(19ラン)を中心に12オーバー終了時までに1アウトで52ランを獲得しました。しかし、上宮高等学校の高校生ボーラー、南野華澄選手が13オーバー目に登板すると、3つのアウトを連取し、韓国のバッティングに立ち向かうと、オープニングボーラーの常澤なお選手も再登板して3つのアウトを連取し、日本の勝利を確実なものとしました。常澤選手は、4オーバーで3アウト、失点はわずか6ランという素晴らしい投球でした。
3位決定戦のMVPには、バッティングで47ラン得点した宮地静香選手が選ばれました。宮地選手は大会通算でも95ランとし、最多得点で大会ベストバッターに輝きました。大会ベストボーラーには香港のKa Man Chan選手が選ばれました。