One Short - Cricket Reports

JCL第2節

  • 2021-04-28
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日本クリケットリーグは今週で第2節を終え、第1節で敗北した5チームのうち3チームが印象的な勝利を記録した。

YouTubeにて配信された、千葉シャークス対アルファクウォッシャーズ横浜の試合では、千葉シャークスがしばらくの間封印していた底力を見せつける試合となった。

先攻のシャークスは、6つのウィケットを落とし134ランと滑り出しは良くなかった。アルファクウォッシャーズのシン選手(3/25)とタンワー選手(2/40)が変化球を活かした投球でシャークスの打者を悩ませた。しかし、ムーケレジ選手が48ラン獲得し、シャークスをピンチから脱出すると、日本代表強化選手団に初選出された高橋選手がハーフセンチュリーを達成。シャークスのトータルを206まで伸ばした。

高橋選手はバッティングだけでなく、ボーリングでも素晴らしい活躍を見せた。オープニングから8オーバー連続で投球し、3ウィケットを獲得した。もう一方のオープニングボーラーの松村選手も変化球を巧みに使った投球でアルファクウォッシャーズの打者を悩ませ、9オーバー終了時には5アウト23ラン。しかし、アルファクウォッシャーズのシン選手が64球71ラン獲得し意地を見せるものの、シャークスのキャプテンのべディングフィールド選手に3つ目のウィケットを与え、オールアウト。

シャークスはボーナスポイントは逃したが、59ラン差で勝利を挙げた。

Takahashi|高橋選手

Takahashi|高橋選手

富士で行われたウォンバッツ対メンインブルーの試合では、先攻のメンインブルーがバードワジ選手が53ラン獲得し、18オーバー終了時に1アウト98ランと順調に得点を重ねていたが、ウォンバッツのもスクリプト選手(4/17)とジナセナ選手(4/46)のスピナー陣に次々とウィケットを奪われ、13.3オーバーで9ウィケット、57ラン。155オールアウトとなった。

ウォンバッツのバッティングは、第1節でセンチュリーを挙げたパトモア選手が今節も活躍を見せた。ブレイスフィールド選手(42ラン)とのオープニングパートナーシップで90ラン獲得。メンインブルーの投手陣はその後もパトモア選手(69ラン*)をアウトにすることが出来ず、ウォンバッツにボーナスポイント付きの勝利を与える。

東京ファルコンズ対ライジングスターズの試合では、ファルコンズの投手陣5人がウィケットを獲得し、ライジングスターズを156オールアウト。バッティングでは、メロトラ選手が63ラン獲得する活躍を見せ、こちらもファルコンズのボーナスポイント付きの勝利となった。

佐野市国際クリケット場で行われたマックス対ワイバーンズの試合は、期待していた以上に白熱とした試合となった。

先攻のマックスは、ナワラタナ選手がシックスを5本含む、75ランを50球で獲得。小林選手が38.5オーバー打ち続け87ラン獲得し、40オーバーで275ランと大量得点。

275ランのターゲットは誰もが大きすぎると思ったが、ワイバーンズの打者には違うアイデアがあった。狩野選手が66ラン、宮内選手が45ラン獲得し、ターゲットに近づく。しかし、この試合で一番の活躍を見せたのは左利きの川島選手。素晴らしいスキルを披露し、72ラン獲得(ノットアウト)。最終的には、ターゲットに13ラン及ばなかったものの、ワイバーンズの今シーズンの希望が見えた試合だった。

Photo: Takuro Hagihara

Photo: Takuro Hagihara

佐野対タイガースの試合では、タイガースのシン選手が、今節最高得点の111ラン獲得(ノットアウト)。タイガースは、40オーバーで262ラン獲得した。

クンバレ選手(4/16)を筆頭にタイガースのボーラー陣は佐野を圧倒し、115オールアウト。ボーナスポイントの獲得はできなかったが、130ラン差で圧勝した。

これで、4月の試合がすべて終了。今年から新たに月ごとに、月間最優秀選手を発表。この賞は、日本クリケットリーグだけでなく、日本国内における試合において、目に留まる成績を収めた選手に贈られる(※景品等はございません。)。

記念すべき、初代月間最優秀選手は、ウォンバッツのパトモア選手です。

第1節ではセンチュリー、第2節ではハーフセンチュリーを達成。アベレージは、179。それに加え、4つのキャッチとスタンピング1つ。この成績は、誰が見ても、月間最優秀選手にふさわしい。

パトモア選手、おめでとうございます。

今節も、試合に携わって頂いた審判の皆様に感謝申し上げます。

  • 千葉シャークス vs アルファクウォッシャーズ横浜: ロバート・ニューマン氏|シュリカンス・ドゥライラジ氏
  • ライジングスターズ vs 東京ファルコンズ: クリス・サーゲート氏|スランディウ・シリマンナ氏
  • 佐野 vs タイガース: ダルシャック・ブプタニ氏|プラシャント・カレ氏
  • メンインブルー vs 東京ウォンバッツ: ギリッシュ・デシュパンデ氏|橋場俊介氏
  • マックス vs ワイバーンズ: クリス・ベイン氏|ダルシャック・ブプタニ氏

最後に、緊急事態宣言の発令により、ゴールデンウィークの活動は延期となりました。日本クリケットリーグは、第3節の再開を目標としています。

それまで、健康には十分お気をつけください。