Other news

大会3日目 日本対パプアニューギニア マッチレポート

  • 2017-04-30
  • Other news

日本は大会を通して初めてコイントスに勝ち、キャプテンの太田はフィールディング先行を選択する。これまでの2試合ではバッティング先行を選択しているため、チーム全体で決断したとトス後のインタビューで語った。その決断は吉とでるだろうか。

もうひとつ、日本チームの大きな変更は、左投げスピナーの宮地を第2オーバーで早くも投入したことだ。投げる際にボールを遅いスピードで回転させるスピナーにとって、試合開始当初の新球は滑りやすく、ボールをコントロールしにくいと言われる。とはいえ、宮地は大会ここまででチームのベストボーラーだ。強力な打線を誇るパプアニューギニアの得点を最低限に抑えるためには、早い段階からウィケットを奪っていかなければいけない。間違いなく正しい決断だろう。

しかし、結果的にはウィケットを奪うことができず、最初のウィケットを奪うまでにパプアニューギニアのオープニングバッターJimmyとRumaに77ランを許してしまう。ウィケットを奪うチャンスは数多くあったものの、日本はイニングを通して6つの落球と、守備でのミスが重なった。ボーラー陣の頑張りに応えるためにも守備の改善が急務だ。

結局パプアニューギニアは、20オーバーで大会最多の138ランを奪った。中でも、ふたつの大きな6ランを含む69ランを挙げたRumaは、バッティングだけでなくイニング終盤での積極的なランニングも含めて、試合後にMVPに選ばれるに相応しい活躍を見せた。

大会初勝利のためには139ランが必要となる日本は20オーバー続けてバッティングしたものの、正確なレッグスピンで3つのウィケットを奪ったパプアニューギニアのAraaらの前に60ランしか奪えずイニングを終え、パプアニューギニアの78ラン差での勝利となった。