日本滞在記 : MCCヤングクリケッタージェイク・ダンフォード: 2週目
- 2018-10-22
- Other news
- 海外からのクリケット関係者をお迎えして
日本クリケットの発展に向けて、当協会では継続して、海外からクリケット関係者をお迎えしています。長年に渡り、オーストラリアやイギリス、ニュージーランドを中心に、様々な国からクリケット関係者が来日しています。
このセクションでは、お客様一人ひとりの来日理由や実際に日本で行った活動などに関する記事を掲載しています。
記事をお読み頂き、この活動に興味を持って頂けましたら幸いです。また、この活動に関する質問等がある方は、私達までご連絡ください。
日本での素晴らしい1週間が過ぎ、私の滞在も2週目に入りました。 2週間目の活動内容は多岐にわたり、この多様性に富んだ活動を通して、国際的なスポーツ組織を運営する上で必要とされる様々な役割の本質を理解し、それらの異なる役割がどのように連動しているかを学ぶことができました。
仕事内容はオフィスでの管理業務からグラウンドでの実務までと幅広いものでした。オフィスでは、スコアシートのオンラインデータベース上への移行やエンバシーカップで使用したユニフォームや練習着の管理に加え、JCAの様々な運営システムがどのように機能しているかを学びました。実務としては、間近に迫ったジャパンカップ決勝戦の開催に備え、佐野河川敷グラウンドや佐野国際クリケット場で、グラウンドスタッフとして整備のサポートを行いました。ジャパンカップ決勝戦では、日本各地を代表するクラブチーム10チームが一堂に会し、3日間にわたり激戦を繰り広げました。その他には、コーチとして学校やジュニアクラブを訪問し、子供たちの指導にあたり、また、女子日本代表チームやU19チームとの合宿にも参加しました。日本女子クリケットを代表するベストプレイヤーや日本クリケットの未来を担う才能溢れる若手選手への指導をサポートすることができたことは、とても素晴らしい経験となりました。この多様な活動を通して、クリケットに携わる専門家として成長し、新たな分野に向けて挑戦、前進する機会を頂いたと感じています。
またこの週には、来日以来ずっと楽しみにしていた東京や佐野市(私の5週間の活動拠点です)を散策することもできました。当日の夕方には佐野市のジュニアクラブでの練習に参加する予定があったので、早朝から活動を開始し、東京への冒険に出発しました。私は日本の公共交通手段(電車や地下鉄など)をまるで年季の入った通勤者のように扱い、その日の過密スケジュールをこなしました!まず、築地市場の喧騒を体感し、大勢の人々が行き交う渋谷に向かい、渋谷特有の輝くライトニングや騒めきの中を探索し、その後、浅草ではマーケットや神社、お寺などを訪れました。この日の私の徒歩での移動距離は過去最高記録を更新しました!築地市場では東京で消費される大部分の海産物が取引されており、市場で働く人々が威勢よく掛け声をかけ、冷凍されたマグロを乗せた台車や市場の中を移動するた沢山の小さなカートが行き交い、大変な賑わいを見せていました。築地市場の移転は私が訪れた2日後に行われたので、最後の築地市場を見ることができたことは、本当に幸運なことでした。私が築地市場に着いたのは朝の少し遅い時間帯だったので、ピーク時ほどの賑わいはなかったと聞いたのですが、それでも私にとっては最も印象に残った場所でした。
佐野市では、東光寺と法雲寺を訪れ佐野の文化に深く触れ、そして、佐野市最大の商業施設である佐野アウトレットも訪れました。この日は天候にも恵まれ、イギリスの家族や友人へのプレゼントを探しながらアウトレットを散策し、とても素晴らしいお土産を買うことができました。ランチタイムでは、お店の店員さんと上手く意思の疎通ができず、最後にはメニューを当てずっぽうに指差し、何が来るのか分からないまま食事を待つという、とても興味深い経験をしました。幸いなことに、私が選んだライムを添えた冷たいうどんはとても美味しかったです。私のお店選びは間違っていませんでした!
また、来日以来1週間をドゥーグルさん宅(JCA)で過ごし、とても楽しい時間を過ごすことができました。 ありがとうございました。そして、2週間目からは栗原さん宅にお世話になりました。直樹さんとキャリーご夫妻には、日光も案内して頂きました。栗原さんファミリーの皆さんは(直樹さん、キャリーさんご夫妻と、お子さんのともきさん、マリナさん)、とても暖かく私を迎えてくださいました。栗原さんファミリーは、クリケットを大変愛してくださっている、日本&ニュージーランドのファミリーです。ご家族は英語という言語をとても大切にしているそうなので、一緒に過ごす時間をとても楽しみにしています!
また、佐野市では私の人生初となる自然の脅威、地震を体験しました。1回目に地震!と思った時は、大型のトラックが家の前を通り過ぎた地響きだったのですが、2回目は、夜中の1時頃に揺れを感じました。私は冬眠中のグリズリー・ベアのように寝ぼけていたのですが、とても幸運なことに、佐野市の震度は小さく、ほとんど揺れを感じませんでした。
今後、日本での滞在期間中に私が参加する大きなイベントとしては、ジャパンカップ・ファイナルがあります。とても楽しみにしています!