プロ野球選手からクリケッターに転身した木村昇吾選手がクリケットの武者修行のため豪州ダーウィンへ向かいました。この木村選手の挑戦は、日本クリケット協会と新たにパートシップを結んだノーザンテリトリー・クリケット（NTクリケット）との協力により実現しました。

NTクリケットとの新たなパートナーシップは、日本クリケット協会と長年にわたり友好関係にあるクリケットヴィクトリアのサポートを受け開始され、木村選手は厳しいトレーニングや地元のクリケットクラブとの試合に参加します。

滞在期間中にはストライクリーグも開幕するため、木村選手にとっては州代表選手や外国人選手と一緒にプレーをし、彼らのトレーニング方法やプロとして活躍するためには何が必要なのかを学ぶチャンスでもあります。

NTクリケットのヘッドコーチであり木村選手の指導を担当するマーク・ソレルコーチは、「私たちには、今回の木村選手の挑戦をサポートするためだけではなく、日本クリケット協会とこれからも協力体制を築いていくことができる人材や骨組み、ネットワークがあると信じています。」と述べました。

また、木村選手のプレーを見たマークコーチは、「プロ野球選手として多くのファンを魅了した木村選手が、日本クリケット界を率いる貴重な存在となる可能性は大いにあると思います。」とコメントしました。

日本におけるクリケット事業統括責任者であるアラン・カー氏は、「私たちは、海外の恵まれた環境の中で木村選手が経験を積むことができるような機会を模索していました。残念ながら日本のクリケット環境はまだ海外のようには整っていないので、マークコーチから今回のNTクリケットからのサポートのお話をいただいた時は、感謝の気持ちでいっぱいになりました。」と述べました。

木村選手の今後の予定は、7月10日まで豪州に滞在し、日本に帰国後は、9月13日から16日に開催される東アジアカップ出場最終メンバー14名入りを目指し、所属クラブでの活動やトレーニングに合流します。