日本代表スター選手、国際大会からの引退を表明
- 2022-09-18
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男子・女子日本代表が長いブランクを経て、国際大会への復帰に向けて準備を進める中、国際大会からの引退を決めたベテラン選手もいます。
小林正臣選手は男子日本代表の歴代最多の得点数(1187ラン)、最多の出場数(67試合)であり、前回の国際大会を含め、40試合にわたってキャプテンを務めました。
小林選手は、2005年に23歳で日本代表デビューを果たし、3試合目に初ハーフセンチュリーを記録し、通算6回のハーフセンチュリーを達成しました。また、ボーラーとしても、日本代表として活躍した16年間で7つのウィケットを獲得しました。
JCAの宮地直樹事務局長は、小林選手の引退について、「小林選手は優れたリーダーとして男子日本代表を牽引してくれました。フィールド内外での行動すべてにおいて、後に続く若手選手たちの模範となってくれました。今後も様々な分野でご活躍されることを期待しています。そして、これからもずっと日本クリケットの発展に関わって頂きたいと思います。」と語りました。
また、小林選手の長年のチームメートでもあった萩原拓郎選手も引退を表明しました。2007年に代表デビューを飾ったあと、2017年までに49試合に出場しました。現在もクラブクリケットでボーラーとしてウィケットを取り続ける活躍を続けています。
萩原選手は、男子日本代表の奪ウィケット数で歴代3位の47ウィケットを獲得し、2008年のアフガニスタン戦では5ウィケット25ランの素晴らしい成績を残しました。
萩原選手は日本代表について、「日本代表での活動は私に日常では中々味わえない、刺激や緊張感、プレッシャーを与えてくれる場所でした。それを年齢や国籍や宗教を越えた仲間と共有し乗り越えるよう努力できたことはとても良い経験で、今でもたまに恋しく思います。」と語りました。
女子日本代表では、2010年に初選出された菅野美保選手が引退を表明しました。
菅野選手は、2013年のシンガポール戦でバッターとして65ノットアウト、2014年のパプアニューギニア戦で、ボーラーとして、わずか9ランで3ウィケット奪取するなど、オールラウンダーとして55試合に出場し、450ラン、19ウィケットを記録しました。菅野選手は女子日本代表として、歴代2位の出場試合数、歴代4位の得点数、歴代8位の奪ウィケット数と素晴らしい成績を残しました。
また、菅野選手は、2010年のアジア競技大会で銅メダルを獲得した女子日本代表チームの一員であり、2011年ワールドカップ予選でジンバブエを破り、日本が初めて国際クリケット評議会のフルメンバーに勝利した時のチームの一員であることも私たちの記憶に刻まれています。
小林選手、萩原選手、菅野選手の3選手は日本代表として合わせて170試合以上プレーし、日本クリケット発展において重要な役割を果たすとともに、若手選手たちにクリケットを始めるきっかけを与えてくれました。
JCAは3選手の長年にわたる多大な貢献にこの場をお借りして感謝申し上げます。そして、これからも、グラウンドでお会いできることをお待ちしています。ありがとうございました。