JCL レポート
- 2021-10-15
- One Short - Cricket Reports
新型コロナウイルスの感染拡大防止を受け、日本クリケットリーグの試合は、富士グラウンドで予定されていた試合のみが開催されました。その影響により試合数が減少し、それぞれのチームにとってひとつひとつの試合の重要性が高まりました。
そんな中、ライジングスターズは昨シーズン王者のタイガースに勝利し、クラブ史上最長の連勝記録を更新しました。
トスに勝ったタイガースは、バッティングを選択。主力選手達からのビッグスコアは出なかったものの、クンバレ選手のハーフセンチュリーによりトータル133ラン獲得する。ライジングスターズのブイヤン選手が3ウィケット獲得した。
ライジングスターズのバッティングは、アウトを7つ取られ、揺れる場面もあったが粘りを見せ32オーバー目に逆転。ライジングスターズはタイガースに3ウィケット差で勝利し、決勝トーナメント進出の可能性も高ました。
隣のグラウンドで行われたメンインブルー対ファルコンズの試合では、バッティングファーストのメンインブルーが40オーバー打つも、流れを掴むことなく182ランで攻撃終了。対するファルコンズはファシャハネ選手のハーフセンチュリー、ペトカー選手の49ランなどの活躍により34オーバーで逆転。ライバルチームによる試合は、ファルコンズが2ウィケット差で勝利した。
マックス対ウォンバッツの試合は、予想以上に接戦となった。
バッティングファーストのマックスは、ナワラタナ選手がシックスを5本放つハーフセンチュリーを達成。チームメイトの協力もあり、トータルを235ランまで伸ばす。
対するウォンバッツは、キャプテンのパトモア選手とアリー選手が互いに63ラン獲得し、勝利に向かっているように見えた。しかし、その両選手がアウトになると展開は一転し、マックスのボーラー陣による反撃が開始。相手バッターの勢いを阻止し、40オーバー231ランに抑え、4ラン差で勝利。この試合は4ラン差と接戦にはなったが、マックスは今年の無敗記録を継続させた。
このレポートの最終試合であるタイガース対ウォンバッツの試合では、バッティングファーストのタイガースが、クマール選手が85ランと大量得点。ローオーダーのバードワジ選手も41ラン獲得し、トータルを今節最高となる270とする。
ウォンバッツのバッティングは、パトモア選手とブレイスフィールド選手による123ランオープニングパートナーシップがあり理想のスタート。またもや勝利に一直線に見えたウォンバッツだったが、ブレイスフィールド選手が49ランでアウトになると、その後のバッターは勢いを保てなかった。パトモア選手が大健闘の98ランでアウトになると、立て続けにウィケットが落ちる。ウォンバッツは40オーバー打ち切るが、得点は241ランとターゲットに及ばず。タイガースが29ラン差で3ヶ月ぶりとなる勝利を収めた。
今節も、ご協力頂いた審判員の皆様に感謝申し上げます。
- タイガース vs ライジングスターズ|プラスリック・ クロスガン氏 & デイビッド・サハヤ氏
- ファルコンズ vs メンインブルー|ダルシャック・ブプタニ氏 & クリス・ベイン氏
- マックス vs ウォンバッツ|サバオリッシュ・ラビチンダラン氏 & マノジュ・バードワジ氏
- タイガース vs ウォンバッツ|ロバート・ニューマン氏 & ダルシャック・ブプタニ氏