JCL第3節

- 2020-08-12
- One Short - Cricket Reports
- Other news
日本プレミアリーグが終了し、再びJCLが始まった。長い雨季も終わり再び暑い日差しが戻ってきた佐野国際クリケット場では、千葉シャークスと横浜アルファクウォッシャーズの試合が行われた。
先攻のシャークスは序盤からウィケットを落とし続け、27オーバーで122ラン、オールアウトとなる。横浜の新エースのアイヤ選手が、ハットトリックを含む5ウィケット獲得した。
アイヤ選手はその後バッティングでも勢いを止めることなく、55ラン獲得。チームをボーナスポイント付きの9ウイケット差で勝利に導いた。

マックス対メンインブルーの試合では、マックスがトスに勝ちバッティングを選択。カーン選手とナワラスナ選手の101ランパートナーシップがあるものの、マンヴィ選手(5ウィケット)を始めとするメンインブルーの正確なボーリングによりチームトータルは145ランに抑えられてしまう。
メンインブルーの攻撃はここ数週間絶好調であるデワン選手が50ランを獲得するが、他の選手達と大きなパートナーシップを築けずに116オールアウトとなる。両チーム、低い得点ではあるが接戦となった。ライジングスターズのJCL1部初勝利をかけたワイバーンズ戦。ライジングスターズにとっては良い日とはならなかった。先行のライジングスターズは序盤からワイバーンズのボーラー陣に悩まされ、慎重にバッティングするも、大量に得点を稼ぐことが出来なかった。ワイバーンズのキャプテンの狩野選手が6ウィケット奪い、123オールアウト。

ワイバーンズのオープナーの宮内選手と川島選手は、相手にチャンスを与えることなく15オーバーで逆転。宮内選手は76ラン獲得した。
富士グラウンドで行われたウォンバッツ対ファルコンズの試合は歴史的なものとなった。
先行のウォンバッツは、オープナーのミー選手が44ラン獲得し良いスタートを切るが他の選手らがオープナーをサポートできず、93オールアウトとなる。
低いターゲットをではあったが簡単には勝利までは届かなかった。
ウォンバッツの正確なボーリングによりウィケットを落とし続けてしまうが、ファルコンズのバッツマンはねばりを見せ2ウィケット残し、逆転。
ファルコンズにとってはJCL1部での初勝利となった。

第3節、最終試合は佐野対タイガース。この試合も歴史的なものとなるだろう。
先行の佐野はトップオーダーが得点を重ね良い出だしとなった。しかし、この日のヒーローは5番目のバッツマン、15歳の高橋昇太郎選手だった。高橋選手は慎重に得点を重ね、相手の失投をしっかりバウンダリーまで運び60球で56ラン獲得した。JCL1部で最年少ハーフセンチュリーを記録した。
高橋選手の大活躍によりチームは40オーバーで209ラン獲得した。
タイガースのバッティングはオープナーのモリル選手と3番のクマール選手が互いに65ラン獲得し、試合展開を一方通行にした。しかし、佐野のボーラー陣も意地を見せウィケットを奪い始める。残りウィケット4つで残り10点必要な展開で佐野がウィケットを2つ奪い試合の流れを変えるものの、最後はタイガースが逃げ切り勝利を挙げた。

接戦が目立った第3節、高橋選手などの活躍もあり日本クリケットの明るい未来が見えたものだった。
今週末からはJCL第4節が始まる。気温と共にリーグも熱くなってきている。