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2020年ジャパンカップ開幕

  • 2020-07-16
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昨年10月に予定されていたジャパンカップ決勝戦が中止となり、その後も新型コロナウイルス感染症感染症拡大防止の観点から2020年シーズンの開幕も3ヶ月の延期を余儀なくされるなど、厳しい状況が続いていました。しかし7月4日に、筑波CCと東京ファルコンズのカードでジャパンカップ開幕戦を佐野市で行うことができました。

今シーズンは欠場を決めたチームもありますが、7つの地区から総勢42チームが参戦します。決勝戦は10月10日と11日の2日間に渡り、佐野で開催される予定です。(今年は10月に連休が無いため週末の開催となります)。

また、今シーズンJCAでは、初めてジャパンカップ・チームランキングを発表します。ランキングでは全地区のライバルチームとの比較ができ、各チームの成績によって順位が変動します(毎シーズン終了時にランキングを更新します)。

各地区の展望

西関東地区では、学生代表が3年連続で優勝を飾っているが、今シーズンは激戦が予想される。昨年、東京ライノスは、西関東地区リーグ首位に立ったが、決勝戦で惜しくも学生代表破れた昨年の悔しさを胸に、今年こそは西関東地区優勝を目指す。その他にも、昨年は不本意な終戦を経験したワイヴァーンズや昨年の準決勝進出チームであるビーンズも力をつけてきている。昭島アビエーターズはリーグ最年少チームだが、才能溢れる選手が多く所属している。また、アドレも着実に成長を続けている。 そして、今シーズンから参加する2つの新チーム、セレンディブ川崎ストライカーズがどのようなプレーをするのか注目される。 西関東地区は今シーズンの最激戦区となると予想される。

東関東地区では、メン・イン・ブルーが4連覇しているが、今年は他チームが連覇を阻むことができるかということに注目したい。昨年は僅差で2位につけた筑波CCがその対抗馬だ。その他にも、確実に力をつけてきている東京ファルコンズライジングスターズ、新参の東京レンジャーズの活躍も楽しみである。また、対戦成績が安定しないが実力はある千葉シャークスの大金星にも期待できるのではないだろうか。今年の東関東リーグは接戦が予想される。

北関東地区では、昨年の地区優勝チームであり2018年のジャパンカップ優勝チームでもあるセイロン・イレブンが今シーズンの欠場を決めたので、新たなチームの台頭が楽しみな地区となっている。若い佐野CCが王座を奪還する可能性もあるが、今シーズン新たに参加するチームが6チームもあるため、勝敗の行方を予想することは難しい。 ロアリング・タイガースには優秀な選手が多く所属し、準決勝に進出の有力候補となっている。その他にも、再び北関東地区に参加することを決めた東京タイタンズも力を伸ばしてきている。また、ジャパン・スルタンズも十分な戦力を備えており、MIBチャレンジャーズジャガー・ファルコンズも数名の実力ある選手を擁し、競争力のあるチームになることが予想されてる。また、パキスタン・スターズが2年ぶりに復帰する。

南関東地区では、8チームを2つのディビジョンに分け、全試合を横浜カントリー&アスレチッククラブで行う。 ディビジョン1では、過去4年の優勝経験を持つアルファ・クォーシャーズ横浜が、今シーズンも優勝最有力候補チームとなっている。この最強チームに対抗できる可能性のあるチームは、昨シーズン顕著な実績を挙げたタイガースだろう。 その他にも、T20の強豪チーム、インディアン・エンジニアーズ東京ウォンバッツも決して侮れない実力あるチームだ。 ディビジョン2では、YC&ACがトップで予選を終え昇格を勝ち取りたいところだが、慶應ナイツが優秀な選手を獲得しており、激戦が予想される。英国大使館CC青山学院CCは、両チームともに昨シーズンは勝ち試合がなかったが、最下位から脱出し、上位戦に食い込むことが期待される。

東海地区はオフシーズンに構造改革が行われ、今年は4チームが出場する。 その中でも地区優勝最有力候補は、昨シーズンに南関東地区でデビューし、好成績を収めた海老名CCだ。その他にも、新チームの川崎ナイトライダーズが強豪チームとの噂もあり活躍が期待される。 愛知ウォリアーズAQキングスも今シーズン新たに参戦するチームだが、多くの優秀な選手が所属している。 富士での地区決勝戦は接戦が予想される。

関西地区では、オフシーズン中に様々な変革があった。貝塚市には関西地区のクリケット本拠地となる新たなクリケット場が建設中だ。現在はまだ整備中で利用することはできないが、様々な計画が進行中だ。関西地区予選では、昨年のジャパンカップ関西地区のディフェンディングチャンピオンである滋賀京都が今シーズンは不参加のため、神戸ホークスが今年の優勝候補となる。 その他にも、大阪レイダースは昨年よりも順位を上げて来ることが期待され、京阪ブレイズも強豪を相手に戦う準備が整ってきている。そして、関西タイガースも確実に実力を上げてきている。また、関西地区には、今シーズン新たに参加するチームが3チームあり(大阪ライオンズロイヤル大阪タイガース、そして関西の「クリケットのまち」を代表する貝塚エーギルズ)、実力は未知数だが戦いが楽しみだ。

最後に、東北地区では、七ヶ浜に新グラウンドの建設が計画されているとのニュースで盛り上がっている。ジャパンカップ東北地区予選は、新グラウンド近くの仮設グラウンドで行われる。 現在の東北地区リーグ所属チームは、仙台CC仙台ライオンズ・イレブンのみであるが、 七ヶ浜に「クリケットのまち」が誕生することにより、クリケットコミュニティの発展が期待されている。