One Short - Cricket Reports

第1節:MIB首位に立つ

  • 2020-07-16
  • One Short - Cricket Reports

待ちに待ったシーズン開幕と思ったその時、世界的パンデミックにより開幕延期、長い自粛期間を経てようやくきたシーズン開幕!と思いきやあいにくの雨。これがほとんどのクリケッターが直面した現実だ。

そんな中、メンインブルー(MIB)と今年1部に昇格したばかりのライジングスターズの試合だけは行われた。

トスに勝ったのはMIB、守備を選択。先攻となったライジングスターズはオープニングパートナーシップで30ランを獲得する良いスタートを切った。

しかし、今シーズンの初ウィケットをプラサンス・マンヴィが奪うと、そこからアビィ・テラング(2/8)とサンケット・パンダリ(3/15)によるライジングスターズへの逆襲が始まった。オープナーのカジー・ムラッド(23)がランアウトになった時点でのスコアは6/87、100点に届くのも厳しそうな状況だった。そんな中、アブ・ハサントはそうはさせなかった。少ない球数でシックスを2本含む23ラン獲得する。しかし、U19アカデミー選手のマナブ・ナタラジャンのこの日2つ目のキャッチでアウトになる。ナタラジャンはその後ボーリングでも3ウイケット獲得し、ライジングスターズの攻撃を28.5オーバー119ランで終わらせることに貢献した。

U19アカデミー選手:ナタラジャン

MIBの攻撃は早々に2ウィケットを落とし、完璧なスタートとはならなかった。しかし、ここでまたパンダリが22ラン獲得し、格の違いを見せつけたもののアウトになってしまう。ライジングスターズはその後もいくつかアウトを重ね、MIBを5/76に抑える場面もあった。しかし、MIBのヒテッシュ・アカバリの38球で28ラン、グルディープ・ドュアの18球で16ランなどの活躍により、ライジングスターズから完全に試合の流れを奪った。MIBはボーナスポイントを一球差で逃したものの、4ウィケット差で勝利を収めた。

この勝利でMIBはプール2の首位に立った。今年のJCL1部は2つのプールに分かれており、プール内の全チーム対戦。もう一方のプールのチームと交流戦を3試合行った後、各プールの上位2チームが準決勝へと進む。下位のチームは2部への降格の可能性が高まる。

今週末は1部の全チームの試合が予定されている。今週こそ天気に恵まれ、シーズンを盛り上げてくれることを期待したい。