One Short - Cricket Reports

レポート|日本クリケットリーグ第4節

  • 2023-06-08
  • One Short - Cricket Reports

JCLの第4節は、ライバルチームの戦いや、緊張感あふれる試合が多く繰り広げられました。

レンジャーズ vs マックス

ボーリングファーストのマックスは、サンダルワン選手とラナトゥンガ選手の見事なオープニングボーリングにより、レンジャーズのトップオーダーを苦戦させました。レンジャーズは、打順トップ8人でわずか118点しか獲得できず、ピンチに陥りましたが、キャプテンのチャトランガ選手が自身初のJCLセンチュリーを達成し、ラクマル選手 (40*ラン) と素晴らしい138ランパートナーシップを築き、オールアウトにはなりましたがチームをトータル247ランに導きました。

対するマックスは、50ランのオープニングパートナーシップを築きましたが、その後ミドルオーダーが流れを引き継げず、レンジャーズの正確なボーリングもあり、188ランオールアウトとなりました。

勝者:レンジャーズ(59ラン差)

アルファクウォッシャーズ vs ワイバーンズ

バッティングファーストのアルファクウォッシャーズは、ケサリ選手が59ランを挙げるなど、トップ4が素晴らしい貢献をし、ワイバーンズの久保田選手が3/32の成績を残すなか、チームトータル229ランを獲得しました。

ワイバーンズは、木村選手 (58ラン) と宮内選手 (73ラン) の安定的なパートナーシップや3番の狩野選手の40ランなどを通じて、イニングを良いスタートで切りましたが、ラスト10オーバーでウィケットを立て続けに落とし、流れは一転しました。点差が1ランまでに迫った緊迫する状況のなか、アルファクウォッシャーズは見事にワイバーンズをオールアウトにし、シーズン初勝利を収めました。

勝者:アルファクウォッシャーズ(1ラン差)

メンインブルー vs ファルコンズ

同日、佐野1では、日本の最大のライバルであるメンインブルーとファルコンズが対戦しました。

トスに勝ちバッティングを選択したメンインブルーがでしたが、芝生の長いコンディションに悩まされ、ランを重ねることに苦戦しました。ジャヤラム選手が31ラン獲得しましたが、ファルコンズのボウラー陣はポル選手 (3/22) を筆頭にミドルオーダーを一掃し、最終的にメンインブルーをわずか121点でオールアウトにしました。

比較的に低いターゲットを追うファルコンズでしたが、JCLで現在最多ウィケットを獲得しているパテル選手とそのボーリングパートナーのマンビ選手にトップオーダーのウィケットを立て続けに奪われ、7/41まで追い詰められました。9番バッターのテラン選手が45ラン獲得しチームに希望を与えましたが、メンインブルーのパテル選手がウィケットを4獲得しファルコンズをわずか103点でオールアウトにし、勝利を収めました。

勝者:メンインブルー(18ラン差)

パディーフォーリーズ vs タイガース

今シーズン最大の番狂わせは、5月21日、佐野3で起こりました。

バッティングファーストのパディーフォーリーズは、苦しいスタートを切った後、ジャベド選手 (53ラン) を中心に、ミドルとボトムオーダーがチームワークを見せ、40オーバーで233ランという強力なトータルを達成しました。ラビチンダラン選手は、8オーバーで3/22のボーリング成績を残しました。

タイガースのイニングは、最初の20オーバーまで順調に進んでいました。タクール選手の63ランとラビチンダラン選手の迅速な34ランによって、157/2までスコアを伸ばしました。しかし、タクール選手とラビチンダラン選手がアウトになった後、試合の流れは一転しました。パディーフォーリーズはチームワークのあるボーリングにより、残り14オーバーで5ウィケット獲得し、タイガースを211ランオールアウトにしました。

勝者:パディーフォーリーズ(22ラン差)

ライジングスターズ vs 佐野

バッティングファーストのライジングスターズは、スロースタートではありましたがカビール選手とアラムギル選手の70ランのパートナーシップによりランを重ねました。しかし、佐野の櫻野 − トーマス選手と平塚和雅選手がそれぞれ3つのウィケットを奪い、ライジングスターズは159ランオールアウトとなりました。

佐野のイニングは、ウィケットを複数落とし安定性に欠けていましたが、櫻野 − トーマス選手 (53ラン) と和田選手 (25ラン) がイニング中盤に強力なパートナーシップによりランを重ね、接戦にはなりましたが勝利を収めました。

勝者:佐野(2ウィケット差)

シャークス vs ウォンバッツ

日本クリケットリーグで、最も長いライバルとしての歴史をもつ、千葉シャークスと東京ウォンバッツの対戦は、毎年恒例の富士山グラウンドで行われました。

バッティングファーストのシャークスは、トップオーダーの高橋選手 (78ラン) ベディングフィールド選手 (41ラン) 高田選手 (39ラン) がランを稼ぎ、チームをトータル257ランに導きました。

対するウォンバッツは、ブレースフィールド選手 (69ラン) と白井 − パットモア選手 (66ラン) による、123ランのオープニングパートナーシップで夢のようなスタートを切りました。しかし、味庵シディークが4つのウィケットを奪い、ウォンバッツのミドルオーダーを苦しめ、試合の流れを一変し、シャークスはウォンバッツを189ランオールアウトにし、勝利を収めました。

この勝利により、シャークスは暫定位順位でトップ4に浮上しました。

勝者:シャークス(68ラン差)

今シーズン、接戦や予想外の結果が繰り広げられている日本クリケットリーグは、今週末から第5節に入ります。

暫定順位はこちらからご確認ください。