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佐野市が国内初の国際クリケット場の設置を決定

  • 2016-03-23
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  • 【関東(北)】
  • <佐野市>

栃木県佐野市の市議会は、22日に「佐野市国際クリケット場条例」を可決した。条例は、旧田沼高校運動場を「佐野市国際クリケット場」に改名し、クリケットの普及やスポーツツーリズムの拠点とするもの。これは、佐野市が国際試合などを誘致すTanuma High Schoolるため、同クリケット場が国際規格に適合するよう整備を進める方針に基づく。

国内において、クリケット場の設置が条例で定められたのは初めて。また、国際規格に適合するクリケット場の整備も初めてとなる。

佐野市は、当協会が2008年に重点拠点として定め、小中学校への出前授業、大会整備、競技場の整備に取り組んで来た。2011年には、市内企業や有志により、「クリケットのまち佐野」サポータークラブが設立され、現在約85法人と約300個人が参加して、物心両面から普及活動に協力している。佐野市も、2014年に「スポーツ立市推進基本計画」を定め、スポーツ立市の中核としてクリケットによるスポーツツーリズムの推進を掲げ、「クリケットのまち」として国内のリーディングシティになることを目指している。

現在市内には、試合が開催できる施設が5つ、競技人口が約200人、年間体験者数が5,000人を数え、「クリケットのまち」としての基盤ができつつあるが、「佐野市国際クリケット場」の設置が決定したことは、それを大きく前進するものである。また、国内におけるクリケットの普及発展においても大きな節目となり、佐野市が国内のクリケットにおけるリーディングシティとして大きく前進する。

「佐野市国際クリケット場」では、2016年には約180試合が開催され、今年11月には韓国、中国、香港を迎え、第一回男子東アジアカップが開催される予定。