佐野CCが史上初のダブル優勝!
- 2017-10-03
- One Short - Cricket Reports
- ニュース
- ブログ
9月30日に日本クリケットリーグ(以下JCL)1部の、10月1日にJCL2部の決勝が開催され、佐野CCがダブル優勝を飾った。
1部と2部の両方のリーグを同一クラブが優勝するのは、2006年にJCLが創設されてから初めてのこと。
1部の決勝は、4度目の優勝を目指す佐野CCと初優勝を目指すワイバーンズCCとの対戦となった。先攻の佐野CCに対して守るワイバーンズCCは、山田昌大(4ウィケット)と狩野良比留(3ウィケット)によってウィケットを奪い、佐野CCの得点を困難にした。それでも佐野CCは、ラシード・ラナ(41ラン)、ウディカ・プラディープ(33ラン)などの踏ん張りで、173ランで攻撃を終了した。後攻のワイバーンズCCは、序盤にウィケットを失った。その後、狩野(58ランノットアウト)、宮地直実(42ラン)が安定したパートナーシップで逆転に向けて順調に得点を重ねていったが、宮地がアウトになった後は、佐野CCのプラバース・サンカルパ(4ウィケット)が立て続けにウィケットを奪い、13ランという僅差で佐野CCが守り切った。
2部の決勝は、1か月前に開催された同カードの対戦で佐野CCに123ラン差で勝利していた、アルファクアシャルス-ヨコハマCC(以下AQCC)が本命と見られていたが、U15世代の大活躍で佐野CCが完勝した。先攻の佐野CCは、2番ハシャンタ・イシャラ(89ラン)が3番柳田舞(25ラン)と90ランのパートナーシップ、4番高橋和雅(31ラン)と75ランのパートナーシップを築いた。しかし、AQCCのマニヴァンナ・マルサムス(6ウィケット)が終盤にハットトリックを奪う活躍で、佐野CCの総得点を187ランに抑えた。前回の対戦で、佐野CCは238ランを失点していたが、オープニングボーラーの重役を担った高橋と須藤零士は、14歳にもかかわらず、そのプレッシャーを跳ね除け、素晴らしいボーリングを見せた。須藤が最初のウィケットを奪うと、高橋はなんとダブルハットトリック(4球連続アウト)の偉業を達成し、最初の5オーバーで計5ウィケットを奪い、AQCCの反撃を完全にくじいた。最終的に、佐野CCがAQCCを21.2オーバー、60ランでオールアウトとし、127ラン差で2部で初優勝を飾った。