未だ遠い日本の初勝利
- 2017-05-02
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大会も5日目に入り、折り返し地点を迎えた。今日の日本の相手は、初日に敗れたサモア。強豪国のパプアニューギニアも破り、3戦3勝と波に乗っている。キャプテンのLiliiは大会ここまで間違いなくベストプレイヤーだろう。バッティングとボーリングの両方でチームを引っ張り、キャプテンとしても素晴らしいリーダーシップを発揮している。今日もLiliiのキャプテンとしての「賢さ」が光っていた。
サモアがコイントスに勝ち、フィールディング先行を選択。日本のキャプテン大田くる美はトス後のインタビューでチームの希望はバッティング先行だったと語っていた。どちらのチームもトスの結果に満足ということになった。
太田と宮地静香がまたしても日本のオープニングバッターを務める。慎重にバッティングを続けるが、この日も早いペースで得点を積み重ねることができない。最初の10オーバーで日本はわずか9ランしか挙げられなかった。早急にバッティングを改善しなければ、残り2試合の結果も厳しいものになるのは間違いない。Liliiは日本の打者がボールを正確に真っすぐ打ち返すのを見て、野手の守備位置を効果的に変える。バッターの後ろのポジションを外し、バッターの前を通常より多くの野手で埋めることで日本の得点チャンスをことごとく削る。日本の打者は多くのボールを真芯で捉えるが、そのほとんどがLiliiがうまく配置したポジションの正面に飛び、得点を上手く奪えない。
最後の10オーバーで日本は少し得点ペースを上げるが、合計49ランでイニングを終了する。遠藤理央がイニングの終盤で積極的なバッティングを見せたことが好材料か。
サモアは日本の得点を10オーバー足らずで超え、試合に大勝。日本は宮地と太田がコントロールよくボーリングをしたが、49ランというスコアは勝利を狙うのにはあまりにも少なすぎた。