2日目 日本対バヌアツ戦 レポート
- 2017-04-30
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昨日のサモア戦に続き、日本代表はバヌアツ代表と対戦。共に1敗同士のチームだ。
コイントスに勝ったバヌアツはバッティング後攻を選択する。日本にとっては2日連続のバッティング先行となる。100ランを超えるスコアを狙いたいところだ。昨日に続き、キャプテンの大田くる美と宮地静香がチームのオープニングバッターを務める。
日本は1球目という余りにも早い段階で、昨日20オーバーを通してバッティングを続けた宮地をランアウトで失う。これによって、キャプテンの大田は3番の白石まど花とイニングを組み立てることが急務となった。ウィケットを奪われず、なおかつ着実に得点を重ねていかなければならない。バヌアツの2人のオープニングボーラーSolmanとAndrewは良いボールを投げるものの、甘い球も多い。太田はそれらを見逃さず、3つの4ランを記録する。昨日に比べて日本チームの積極的な意図が感じられる。
日本の勢いを奪ったのはバヌアツのレッグスピナー、Navaikaだ。スピンのかかったボールが日本の打者を惑わす。4番目のバヌアツボーラーとして登場してすぐに白石と4番の小林悦子という日本代表の主軸を2球続けてアウトに取り、試合の流れをバヌアツに引き寄せる。日本代表はその後イニングを建て直すことができず、61ランでオールアウトとなる。Navaikaは合計で4つのウィケットを奪う大活躍だ。
昨日に続き低い得点に抑えられた日本は、勝つためにはバヌアツの打者を早い段階で打ち取っていかなければならない。小林が第2オーバー目でバヌアツのオープニングバッターAvokをボールドで打ち取り、大会2試合目でチーム初ウィケットを日本にもたらした。第3オーバー目では昨日好投した宮地が早くも登場。ウィケットを奪いに行かなければ勝機はないと考えた太田の積極的なキャプテンシーが光る。続いて登場した石本桂名永もコントロール良く投げ、失点を最小限に留めつつ3つのウィケットを奪う。
大会初勝利を挙げたい日本だったが、ボーリングでも活躍したNavaikaが15オーバー目でボーラーの頭上に大きなシックスを放ち、バヌアツに大会初勝利をもたらす。日本は特にボーリングで昨日からの大きな改善が見られたが、フィールディングでは大事な局面での落球が目立った。また試合後にカトリーナ·キーナン コーチが語ったように、バッティングを4オーバーあまり残してオールアウトになったことが悔やまれる。20ランほどさらにスコアを加えられていれば違う結果になったかもしれない。