ムンターズ・アラム氏、ICCから「Long Service」賞を授与
- 2025-01-20
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ムンターズ・アラム氏が、「クリケットの発展と成長に対する卓越した献身と貢献が認められ」、「Long Service」賞を受賞しました。この賞は、1つの国で20年以上クリケットに携わった人にのみ授与されます。
アラム氏は、日本クリケット界で最も長くボランティア活動を続けている人物の一人であり、クリケットへの多大な貢献が認められ、2024年の国際クリケット評議会年次総会で表彰されました。
2024年7月にスリランカで行われた年次総会では、宮地直樹事務局長がアラム氏の代理で賞を授与し、 2024年12月に開催されたJCA年間表彰式で元チームメイトでもあった宮地からアラム氏に贈呈されました。
アラム氏は、1990年前後より、フィールド内外で日本のクリケットの発展に多大な貢献をされてきました。
選手としては、2004年にキャリア最高の93ランの活躍で男子日本代表のワンデー形式での国際試合初勝利に貢献するなど、日本代表選手として活躍されました。
また、後に現在の佐野クリケットクラブへと発展したミレニアム・クリケットクラブの結成、クラブの発展、後進の育成など、クラブクリケットにも多大な貢献をされました。
近年は、JCA公式審判団の一員として毎年数多くの試合でアンパイアを務め、2024年表彰式では、日本クリケットリーグの最優秀アンパイア賞を受賞するなど、国内トップのアンパイアとして活躍されています。
パキスタン出身のアラム氏は、国内のパキスタンコミュニティとの橋渡しにも主導的な役割を果たし、エンバシーカップでのパキスタン大使館XIの結成やパキスタンコミュニティのクリケットイベントの企画運営なども担ってこられました。
日パ外交関係樹立60周年を迎えた2012年には、アラム氏を中心にパキスタン大使館のご協力もいただき、栃木県立田沼高校の校庭で記念試合を開催させていただきました。翌年に廃校になった田沼高校跡地が、現在の佐野市国際クリケット場として生まれ変わる最初のきっかけは、この記念試合でした。
JCAは、アラム氏の功績がこのような形で表彰されたことを大変喜ばしく思うとともに、同氏のご尽力に心より感謝申し上げます。また、アラム氏の今後の益々のご活躍を楽しみにしております!