レポート|日本 対 インドネシア(男子U19W杯東アジア太平洋予選)
- 2023-06-21
- 日本代表(男子U19)
オーストラリア・ダーウィンで行われている、ICC男子U19クリケットワールドカップ東アジア太平洋予選の最終戦で日本はインドネシアと対戦し、ファドケ選手のハットトリックと42*ランの活躍により、大会の幕を5連勝で閉じました。
トスに勝ち、バッティングを選択したインドネシアは、ディフェンシブなアプローチによりランを重ねようと試みましたが、日本のオープニングボーラーたちが優れた投球によりオープニングペアをアウトにし、良い流れで試合を開始しました。インドネシアはその後も同じアプローチでランを重ね、レイオ選手が粘り強いバッティングにより24ラン (101球) 獲得し、4/80とイニングの流れを掴みかけましたが、38オーバー目にファドケ選手が3球連続でウィケットを獲得し、U19日本代表史上初となるハットトリックを達成すると状況は一転しました。ランを最小限に抑え、立て続けにウィケットを獲得した日本は、43オーバー目にインドネシアを94ランオールアウトにしました。
🚨 HAT-TRICK!!!
ファドケ選手がインドネシア相手にハットトリック👏
Aditya Phadke takes 3 in a row!!!#japancricket #cricket #クリケット #日本代表 pic.twitter.com/4do6mAHtnM
— Japan Cricket Association|日本クリケット協会 (@CricketJapan) June 21, 2023
ファドケ選手の活躍はこれで終わりませんでした。95ランを追う日本でしたが、序盤に両オープナーのウィケットを落とし緊張感が漂う中、ファドケ選手とシバクマール選手が44ランパートナーシップを築き、イニングを立て直し、ランを重ねました。その後も冷静さを保った日本は、7つのウィケットと32.4オーバーの余裕を残し、最終戦でも勝利を収め、今大会を2位で終え、次回の予選では東アジア太平洋の1部で出場することを決定しました。
今試合は11ランに終わってしまった、キャプテンのハードグレイブ − 阿部選手は大会の獲得ラン数を2位 (255ラン) 、山本 − レイク選手はウィケット獲得数を1位 (17ウィケット) で終え、個人成績でも日本選手は素晴らしい成績を残しました。
前回のICC男子U19クリケットワールドカップを、新型コロナウイルスによる国境制限により辞退した経緯で今大会に出場したニュージーランドが、大会を無敗で終え、次回のワールドカップへの出場権を獲得しました。そのため、ニュージーランド以外の相手に全勝を挙げた日本の今大会の成績は、通常の年ならば、ワールドカップの出場権を獲得するに等しい成績でした。
今大会、男子U19日本代表チームを応援して下さった全ての方々に感謝申し上げます。