One Short - Cricket Reports

JCL第9節(パート1)

  • 2021-08-25
  • One Short - Cricket Reports

再び新型コロナウイルス感染拡大防止のため、シーズンが一時中断した。日本クリケットリーグは、9節の途中だがレポートすべきパフォーマンスが多々ある。

佐野市国際クリケット場にて行われた、佐野対マックス。

バッティングファーストの佐野は、ベテランのリズワン選手が51ラン獲得し、好調な滑り出しを見せた。しかし、このイニングの最大の見所はその後やってきた。日本プレミアリーグでセンチュリーを獲得したばかりの山本武白志選手が再び見せた。平塚選手との139ランパートナーシップ(内16ランが平塚選手)でマックスのボーラーを悩ませた。山本選手はシックスを計14本放ち、58球でセンチュリーを達成。その後も勢いを止めることなく得点を重ね、136ラン獲得した。佐野のチームトータルは266と十分に見えた。

マックスのバッティングラインアップに、難しいターゲットはないかもしれない。オープナーでJPLの最優秀選手でもあるアイヤー選手は序盤から慎重なバッティングで得点を重ねる一方で、パートナーとなったナワラタナ選手 (58) やニアジ選手 (26) がパワーバッティングによりランレートを上げた。アイヤー選手は80球でハーフセンチュリーに到達すると、その後はギアを上げ、106球でセンチュリーに到達した。

その後も、佐野のボーラー陣はアイヤー選手を仕留めることができず、残り8球の時点でマックスが逆転。アイヤー選手は137ランノットアウトという成績を残し、山本選手とともに、日本クリケットリーグ最高得点ランキングのトップ10入りを果たした。

6ウィケット差で勝利を収めたマックスは現在、無敗で首位に立っている。

日本クリケットリーグ最高得点ランキング

タイガース対千葉シャークスの試合では、バッティングファーストのシャークスがべディングフィールド選手とサーゲート真亜春選手のオープニングパートナーシップで159ラン獲得した。タイガースのクンバレ選手が3ウィケット獲得するも、シャークスのバッティングは勢いを止めることなく、40オーバーで282ラン獲得した。

タイガースがファルコンズに敗れた際、ラビチンダラン選手は無得点でクマール選手が粘るという展開があった。そして、本試合も同じ展開となった。シャークスのダテ選手がラビチンダラン選手を2球目でLBWでアウトにすると、流れを掴んだシャークスは次々とウィケットを獲得した。タイガースのクマール選手は粘りを見せ53ラン獲得するも、最後アウトになりシャークスが122ラン差で勝利を収めた。

隣のグラウンドで行われたウォンバッツ対ファルコンズの試合。 ファルコンズのバッティングは、チャウラ選手がハーフセンチュリー、ダワー選手が33ラン獲得する活躍を見せ、チームは253ランに到達するもオールアウト。

ウォンバッツのバッティングは、ブレイスフィールド選手とパトモア選手のオープニングパートナーシップで17オーバーで122ラン獲得。その後、ブレイスフィールド選手は81ランでアウトになるが、パトモア選手のマラソンのようなイニング (バウンダリーは8つのみ) が終わることはなかった。モリス選手 (25) などの協力もあり、ラスト1オーバーと1球を残し逆転。パトモア選手は97ノットアウトとなった。

JCLのランキングはシャークスが3位、ウォンバッツが4位に浮上したが、トップ4の試合数が他チームより多いため順位の変動が予測される。

今節ご協力下さった、全ての審判員にお礼申し上げます。

  • 千葉シャークスタイガース: シュリカンス・デュララジ氏 & ミヒンドゥー・ ペレラ
  • ファルコンズ対東京ウォンバッツ: クリス・サーゲート氏 & ラジャ・ナガラジャン氏
  • マックス対佐野: ロバート・ニューマン氏 & ジェイソン・フォーエイカーズ氏