Cricket in Japan

Cricket in Japan

日本のクリケット

現在、日本ではクリケットの普及が進みつつあります。国内では多くの試合が行われ、日本代表チームが国際試合にも出場しています。クリケットに挑戦したい、経験してみたいと思っている方は、ぜひ以下の情報をチェックしてみてください。この他にも、ご不明な点がございましたら、「お問い合わせ」ページからお問い合わせください。

国内構成

シニアリーグ

現在のシニアクリケットでは、3つの主要な大会が行われています。

  • 日本クリケットリーグ(JCL

試合は40オーバー制で行われています。JCLには、厳格なエントリー基準があり、強豪チームや優れたチームのみがエントリーすることができます。2020年の時点で所属チームは27チーム、3つのディビジョンで構成されています。各ディビジョンでは、すべてのチームが1回ずつ対戦し、準決勝と決勝戦を経て、リーグ優勝チームを決定します。

  • ジャパンカップ

試合はTwenty20( トゥエンティ・トゥエンティ)形式で行われています。誰でも参加することができる国内リーグです。2020年の時点で、7地域(北関東、東関東、西関東、南関東、関西、東海、東北)から、計50チーム以上が参加しています。各地域大会は、それぞれの地域協会によって運営されており、各地域の優勝チームがジャパンカップ決勝戦への出場権を得ます。決勝戦は、10月に佐野市で3日間に渡り開催されています。

  • 日本プレミアリーグ(JPL

JPLは日本で行われているTwenty20形式大会の最高峰です。最大リーグであるジャパンカップから各地域のベスト選手が集結し、地域戦を行います。試合は定期的にライブ配信され、プロモーションも行われています。2016年から2019年までは、関東4地域のみが参加していましたが、2020年には関西チームも参戦します。

  • 日本女子クリケットリーグ(WCL

WCLの試合はすべてTwenty20形式で行われています。現在のWCLリーグには5つのチームが所属し、リーグ優勝を目指して対戦しています。

  • J-Bash

2019年に発足したJ-Bashは、日本の全女子クリケッターに、プレーする機会をより多く提供するために創設されました。J-BashシリーズはJCAが運営し、技術レベルに関わらず全ての女子選手がクリケットを楽しむことができます。

  • 日本学生選手権

日本の多くの大学にはクリケットクラブがあり、さまざまな大会が行われています。その中でも最も大きな大会は、毎年9月に昭島市で開催されている「チャンピオンズ・ウィケット(学生日本一決定戦)」です。

ジュニアリーグ

  • 日本U19クリケットリーグ

U19リーグは、全国のさまざまな場所に拠点を置く6つのチームで構成されています。試合は夏季を通して行われ、プレーする機会をできるだけ多く提供しています。

  • 日本U15クリケットリーグ

U15リーグは着実に成長しており、2020年にはシーズンを通して10チームが競い合い、上位4チームが佐野市で開催される決勝戦への出場権を獲得します。

国際大会

男子・女子ともに日本代表チームがあり、毎年さまざまな国際大会に出場し、諸外国代表チームや遠征チームと試合を行なっています。

男子日本代表チームは、1996年に国際大会に初出場し、2005年にはICC EAPクリケットカップ、2007年にはEAPトロフィーで優勝を果たしました。また、2018年には男子東アジアカップで初優勝を飾りました。

女子日本代表チームは近年大きく成長し、2003年には、国際女子クリケット・カウンシル(IWCC)トロフィーで初の国際大会出場を果たしました。2010年にはICC EAP女子クリケット・トロフィーで優勝を飾り、同年開催されたアジア大会では銅メダルを獲得しました。その後、2012年のEAPトロフィーでも再び優勝を果たしました。

JCAウェブサイトには日本代表のこれまでの活躍が掲載されていますので、ぜひご覧ください。

2018年には、ナショナルアカデミーが設立されました。このナショナルアカデミーから2年ごとにU19日本代表メンバーが選出され、U19クリケットワールドカップ予選に出場しています。2019年には2011年以来となるワールドカップ予選が開催され、日本が主催国となりました。日本代表はこの予選大会で優勝を飾り、2020年に南アフリカで開催されたワールドカップ本戦への出場を果たしました。

ジュニア参加プログラム

日本クリケット協会(以下JCA )ジュニア参加プログラムは、2014年に「クリケット・ブラスと」へと名称変更されました。このプログラムでは学校訪問、大会、イベントなどを行い、子供たちにバットやボールに触れながらクリケットについて学んでもらう機会を提供しています。JCAでは「クリケット・ブラスト」を通じて、クリケット人口を増やし、多くの人に生涯を通してクリケットというスポーツを楽しんでもらうことを目指しています。

クリケット・ブラスト・プログラムの詳細については、クリケット・ブラストページをご覧ください。

Global ICC Development Program AwardsグローバルICCディベロップメント・プログラム・アワード)

日本初のグローバルアワード受賞は、2003年に受賞したベスト・ウーマン・クリケット・イニシアチブ賞でした。それ以降日本は、2008年に総合ディベロップメント・プログラム賞を受賞し、2010年には2回目となるベスト・ウーマン・クリケット・イニシアチブ賞、2011年にベスト・スピリット・オブ・クリケット・イニシアチブを受賞しています。

歴史

日本で初めてクリケットの試合が行われたのは(英国人によって)、明治維新より5年前の1863年でした。そして1868年には、最初のクリケットクラブである横浜クリケットクラブ(現在の横浜カントリー&アスレチッククラブ)がJPモリソン氏によって設立されました。スコットランド出身の茶商であったJPモリソン氏は、以前住んでいた上海でもクリケットを楽しんでいました。